「さて…、怒られに行きますか」



すくっと立ち上がった沖田に平助は、


「がんばれよ」


と哀れみの眼差しを送った。


沖田と楓は手当てが終わったら局長室に来るように言われていた。


「平助〜、手当てどうも」

部屋から出て行こうとする楓からの思わぬ一言に平助は驚いたが、


「おう!入隊できるといいな!!」

と嬉しそうに二人を見送った。