「わかったよ副長。 あんたに全て任せる!」 原田は、土方に向けてニカっと笑った。 「そうか。では、詳しいことは当日の九月十六日に話す。 近藤さん、山南さん、それでいいか?」 「もちろんだ」 「いいでしょう」 「ふむ。では、解散してくれ」 この日、九月十二日。 新撰組が静かに動き始めた。