王龍2












ドサッ



男は倒れている奴の
体に足を引っ掛け
尻餅をついた



あたしは
どんどん男との
距離を近づけていく




「く、来るなあぁ!!」



あたしは男の
数cm手前で止まった




グイッ



男の胸倉を掴み
顔を近づけた




「・・命が
惜しかったら今をもって
チームを解散しろ」




「は、はぃ」



男は恐怖に
怯えながら
弱弱しく言った




弱い奴だな

そう思いながら
あたしは男の
鳩尾を殴った