「ちょっと!
拓也っ

寝てないで
起きなさーい!!」




紅は壁に
もたれている
金髪に叫んでいた



え、つか
もしや立ったまま
寝てんの!?



「ごめん、満!
   ミゾグチ タクヤ
これは溝口 拓也
拓也は何処でも
すぐ寝るから・・・

拓也の事呼び捨てで
構わないからねっ」



ホントごめん!
と言って
両手を合わせて
謝ってくる紅



「いや、全然いいよ」



そろーと
拓也の顔を
覗いてみた