先輩は自分で『お兄ちゃん』とか 言ってたくせに。 なんであーゆう時、 黙って力を抜いてしまったんだろう。 私は扉によっかかって体育座りをした。 自分の膝を腕で抱えて、 その中に自分の顔をうずめた。 「離さないでよ......」 鼻をすすりながら、 小さな声で独り言をいった。