「奏?着いたよ。起きれる?」 私が目が覚めると、体が凄く熱くて、だるかった。 「彼方さんの病院に寄って帰る?」 病院には、行きたくなかった。 「帰ってくると思うから、いい。」 亜美が送ろうか?と言う誘いを断って、ゆっくり家に帰った。 家は静かで、彼方はまだ帰っていないみたいだった。