ブロンドの猫





カウンターの1番奥に座る君を…



取り繕ってない肩下までの
ブロンドの髪をなびかせて、


胸元が少し開いている
落ち着いたパープルのワンピース


真っ赤に煌めくルージュ、


透き通るような白い肌。



まるで猫のような
パッチリとした瞳。


それでいて、
寂しげで切なげに
シャンパン色のドリンクを虚ろに見つめ

どこか幼くも見える表情。



俺とタメかな?上かな?



そのすべてが俺を虜にさせた。