ブロンドの猫





静かにジャズが流れる店内。



「ご注文は?」


今日の気分。



「マッカラン。」


「…かしこまりました。」


マスターの低く響く声。


こんな店もっと早く
見つければよかったな~

なんて。



マスターの慣れた手つきに見とれて


グラスと氷がぶつかる音。



カラン…


その時、君を見つけた。