だけど、あたしは人のことを愛せない…


あなたのことも愛せないよ…??


人を愛することが怖いんだもん。


「あたしは・・・人を愛せない。」


すると、天パの男は軽く鼻で笑った。


「何言ってんだよ、嫌でもオレのこと愛させてやる。」



彼の笑顔の目の奥に潜む光の塊にあたしは惹かれていった。



「そんで、お前の名前は七海皐月。」


「あたしが…皐月??」


すると、周りにいた人たちも大きく頷いたのだ。