「海とあたしの子ができたらいいな。だなんて…」


海は一瞬驚いたような目をしたが、すぐに嬉しそうに笑った。


「じゃあ、男の子でも女の子でも光だな。」


「え?」


あたしは最初海が何を言っているのか分からなかった。



「名前だよ、オレはあの伝説信じてるし。」


「え、だからどういうことで光なの??」


名前は何で光なの??

何か伝説と共通点ってあったっけ??


「海と月によって照らされたのが光。つまり、オレの海と皐月の月から産まれんのは光っつーことだよ。」


そうか、海と月によって光は産まれたんだよね。