満月から出ている光。


そして、二人は愛し合ったから生まれたこの光は伝説へとなっていったのだ。



その後、食料もなかったこの島は二人が海の生き物たちの借りて永遠に愛し合って暮らしたという。




「なんというか、幻想的だね。」


皐月は確かに幻想的だといって、少しがっかりした様子をみせる。


まぁ、信じていないんだろうな。


というより、この伝説を信じているのはこの島でオレと数十人しかいないだろう。


「オレは信じてるよ。」


「無理よ、いくら伝説って言ってもただ歴史のことだなんて誰にも結論的な答えは出ないんだから。」