すると、森はざわめいて、 『本当に? ほんとうに宝はいらない?』 「ああ。持ち主の承認もなしにそんなこと、できないさ」 王子が言うと、なおさら大きく風の渡る音がした。 『なら貸してあげる。でも預けるだけよ、返してね』 王子とアレキサンドラは手と手をつないで高く掲げ、大きく木々の声に応えた。 「約束する」 と、道は開けた!