Love Slave

「・・・足の怪我はもういいのか」


「全然平気です。ちゃんと歩けます」


私は右足を動かして、何気なく、会長にはどくように指示する。


がしっ


「!?」


右足の足首をがっちり掴まれた。全然動けない。


「放してくださ・・・・」


「・・・やっぱ、アイツに治してもらったのか。あの藪医者に」


ギクッとした。この状態で否定しても説得力がない。諦めたようにうなずく。


「ふん、アイツも家嫌ってるのに、所詮は一族の血が流れているってわけか」


「・・・・・・?」


意味深な言葉を言いながら、会長は退いてくれた。


(アイツ『も』って・・・・)


まさか、会長も何かある?


「ところで、お前は未だにスクール水着を愛用してるのか」


「!!」


会長の手には、中学から使っているスクール水着がぶら下がっていた。


「勝手に人の荷物を漁んないでください!!」


「これだと、A65が泣くぞ」


「放っといてください!!」


「・・・実は水着を持って来いって言ったもの、この避暑地に海はないんだよな~」


つまり、私の水着審査をするために嘘を言ったってこと?


「予想通り、お前はスクール水着だと思った」


張り倒してやりたい、マジで。