Love Slave

「書類59番、承認ね」


「はい、承認!」


承認の判をポンポン押していく。二人で何とかこなしているが、この書類の量、いつ終わるか分からない。


「なんか・・・ごめんね、僕のせいで」


「いいえ、私も悪いんですから」


振り回されっぱなしだったけど、嫌な気分ではなかった。悪くもなかった。


「ね・・・・結婚の話、考えてくれた?」


するっと書類を落としてしまった。


「ええええ!?あれって冗談じゃなかったんですか!!?」


「ひどいなぁ、本気だよ」


ぷしゅーと顔が赤面する。本気であんなこと言ったのか。


「結婚なんて、まだ早すぎますよ・・・・」


「どうして?法律で女性は16歳で出来るし、男性は18歳で出来るんだよ?年齢的に合ってるじゃん」


「年齢の問題では・・・・」


まだ結婚するには相応しくない。家事だって何も出来ないし。
でも、こんなイケメンな旦那が出来たらかなり自慢になる・・・・。妄想が膨らむが、下手にyesとは言えない。


「だって、まだ副会長の事も何も知らないし・・・・」


「これから知っていけばいいじゃん、そんなこと。僕も撫子ちゃんの事知りたいし」


プラス思考且つ、ポジティブだな副会長は。
これから知っていけばいい、か。


「そう・・・ですね」


「それじゃ、僕の花嫁候補決定☆」


まるで俺の嫁って言われているみたいだ。
こういうのも悪くはないか。


「あれ、今来たんですか?」


等々力先輩がバカにしたような言い方をしながら入ってきた。


「おかしいな、今日は個々の連絡だけだったんですよ」