今日は新学期だ。

僕はもう中3になる。

受験という試練を背負っていかなければならない学年。

乗り越えられるかとても不安だが今特に気になってるのが今日のクラス替えだ。

でも別に楽しみではない。

新しいクラスになってもどうせ一人だから。

僕には友達がいない。

自分でもわかっている。

僕は「暗い」んだ。

暗いから誰もよってこない。

でも僕はそれでいい。

いつも一人だから急に友達なんてできたらきっと焦って終わる。

それにもう僕は「一人」に慣れている。

クラス替えの紙が渡された。

もちろんひとりも必要事項以外話したことがない人たちだった。

まあぼーっと過ごしてればいいか・・・。

僕はそんな軽い気持ちで新しい教室へと向かった。