赤い傘から雨の滴が落ちるのをただ眺める。 今日おろしたばかりのオフホワイトのワンピースが濡れようが買ったばかりのブラウンのパンプスの中が洪水になってようが朝2時間もかかったヘアメイクがぐちゃぐちゃだろうが、そんな事はもうどうだっていいことだ。 小日向 羽依。21歳大学生。 残暑厳しい9月の終わり。土砂降りの雨の中2年も付き合った彼に別れを告げられました。