迎えに来た王子様!?

私をゆっくり離すと、
社長は自分の席に戻り、
私は出て行こうとした時。


「地下の駐車場に
8時に来て欲しい。」


「分かりました。」


私は出て行くと、
さっきのキスを思い出す。


全身がゾクゾクして、
離れたくないキスは、
生まれて初めてだった。


もし兄が私を受けていて
くれたら、
社長みたいなキスを
私にくれたのか?


それとも、
私はさっきみたいに
感じたのかは分からない。


相手が社長で、
たまたまキスが上手く
そう感じたかも知れない。


けどね。
本当は違っていたと
後で気付くのでした。