迎えに来た王子様!?

「それ以上言うな。


お前は寂しさの余り、
俺と彼を重ねたに
違いない。


お前の寂しさを、
俺は一生癒すことは出来ない。」


私は自分の腕を、
兄の背中に回した。


多分これが
最初で最後だろう・・・。


「分かった。


お願いだから、
今日だけ一緒に寝て?」


「昔みたいにか?」


「うん。」


兄は仕方ないと
言って手を繋いで寝てくれた。