迎えに来た王子様!?

「ああ・・・。」


ぐずった声が聞こえて、
彼の気配は無くなり、
私は目を開けると、
彼と同じ瞳の息子が
ニコッと笑っていた。


「お預けだな?」


「イジワル!!」


彼は息子を抱きかかえ、
私の頬にキスをした。


「今日はルミの両親に
子供を預けるから、
沢山愛し合えるぞ?」


耳元で囁く彼に、
私は赤面をして怒った。