迎えに来た王子様!?

そしてヨーゼの
傍に行って抱きしめた。


「どうした?」


「私にできる事無い?
彼の所に行った方が、
みんなが助かる・・・。」


私は言葉の続きが、
言えなかった。


それはヨーゼの熱いキスに
よって遮られていたからだ。


「バカな事を言うな!!」


やっと離された唇と、
ヨーゼの怒りに満ちた表情。


「言っただろう?」


「うん・・・。」



「俺が何とかする。」


ヨーゼの表情を見て、
何とかなる気はするけど、
あの時の思い出が壊される
事によって自分の気持ちすら
壊されていく感じだ。