迎えに来た王子様!?

「話せる?」


「うん。」


「ごめん。


ルミは初めてだったのに、
僕が強くしすぎたね。」


「うんん。


この痛みは、
傷を負った痛みじゃなく、
喜びの痛みだから、
心配しないで?」


「ありがとう。


僕にもルミの痛みを
分かち和えたかった。」


「無理だよ。」


「そう?」


とぼけた顔をして、
私の唇にキスを落とした。