迎えに来た王子様!?

「貴方がたとえ
義理のお兄さんを本気で
好きになったとしても、
それは貴方の自由であって
ヨーゼを傷付けたなんて
考えてはダメよ。


これからヨーゼを
想う気持ちがあるのなら、
この宝石を持っていて?」


「はい。
1つ聞きたい事があります。」


「なに?」


「いつもこの宝石を見ても、
普通にしか見えないのに、
1度だけ輝いて見えた事が
あったのです。」


「いつ?」


「ヨーゼが私に差し出した時に
夜空の月の光があったのか、
分かりませんが、
凄く輝いて見えました。」


私がその様に答えると、
彼女は微笑んだ。