迎えに来た王子様!?

私は出されたお茶を
飲んでいたら、
彼女から出た言葉に、
声を失った。


「息子の様子がおかしい。」


「・・・。」


「原因ははっきりと、
聞いては無いけど、
たぶん貴方が関係していると
思うのよ。」


そして私の目の前に、
ヨーゼから貰った
宝石を置いたのだ。


「これは。」


「ええ。


あちらの国では、
この宝石を未来の妃に
渡す習慣があるの。」


「未来の妃?」


「息子が貴方にあげた。
それは貴方が将来息子の
妃になる証でもある。」


私は宝石を見つめたけど、
手には取れなかった。