迎えに来た王子様!?

「何故私に言わない!!!」


「愛?」


「社長があんたを見る目は
他の女性と違っていた。


一言私に言ってくれれば
違った形にでもなった筈!!」


「けどいいんだ。


本当に繊細で心の優しい
人を私は平気で、
彼の心を傷つけた。


罰を受けて当然の
結果だと受け止めたわ。」


「留美?」


「早く行かないと、
遅刻するわよ。」


私達は会社に向かった。
社長の帰国が延びると
報告があって
何だかホッとした気分と、
寂しさを覚えた。