迎えに来た王子様!?

「一度あって
話をしてみたい。」


母上はそんな事言ったので、
私は驚いた。


「けど・・・。」


「私は日本人。


彼女もいずれ、
この国の妃になるだから、
私が説得してみせる。」


母上の言葉に、
私は何も言えなかった。


母は日本人だけで、
ここでの暮らしに、
耐え難い苦痛を強いられて、
ここまでのし上がって来た。


僕には分からない
母上の苦しみを、
彼女は理解出来るのかと
心配になっていた。


・王子サイド終わり・