「セーフ!!!」


「留美!!!」


「ごめん・・。」


私は慌てて、
入社式の式場前で待っていた
親友と合流した。



「遅いわよ。」


「寝坊した。」


「あんたは。


呆れてものが言えません。」


親友は怒っていたけど、
私には効かない。


彼女は私の高校からの
親友の辻愛である。