宏美はニコッと表情を変え
自分の恋愛の話しを始めた。


高校のバスケ部の先輩に恋をしていた。


「先輩たちと
今度遊ぶから紗也香も来なよ!」

と嬉しそうに言ってので
こっちもなんだか嬉しくなった。




そして数日が経ち


携帯の着信音が流れた
電話に出ると

「紗也香今ひま?
永久と美奈と居るんだけど来ない?」


「あーわかった
ぢゃ今から行くね!」


集まった女友達は私を含め4人
宏美、永久、美奈、私。



いつも集まるのは決まって宏美の家。


みんなでいつものように
ぐだぐだ会話をしていた。



そして会話の途中携帯を見てニヤケながら
「ヤバい!どうしよう!」

と宏美が興奮しながら言ってきた。


おしゃべりな永久は
すぐに食いついた

「なに?どぉしたの?」


「今日あの先輩と遊ぶかも‥
え、みんな来るでしょ?
お願い!来て!」


「別にひまだしいいよ」
と即答する美奈


私はこないだ約束していたし
協力してあげたかったから頷いた


「どうしよ…」
永久がボソッと呟いた
永久には半年近く付き合っている
彼氏が居たのだ


~♪

「あ、先輩だ‥

もしもし
はい、あー私とあと3人です

…まぢですか
わかりました 待ってます!」


電話が鳴りすぐにでて
1分も経たず電話が終わった。


「なんだって?」
なんとなく内容はわかったけど聞いてみた


「今から来るって!
向こう人数多いみたいだから
永久も来てよ~」


「え…じゃ誰にも言わないでね」
永久がそわそわしながら言った



プップー

車のクラクションの音がした



待ち合わせのスーパーに
向かう途中だった


「あ、先輩だ!」

宏美は嬉しそうな笑顔を浮かべ手を振った。