その日は結局陽菜を俺ん家に泊めた。


ほとんど俺の我が儘。
けど離れたくなかったし。



けど夜はちょっとやりすぎだったかも。



でも陽菜見てるととまんねー。

陽菜を抱き締めて眠る。

こんなに幸せな気持ちで眠ったのはいつぶりだろ。



朝になって、
腕から抜けていくものに気づいて目が覚めた。



陽菜は出ていこうとしてる。


やっと捕まえたのに離すかよ。


そう思って結局またベッドに引きずり込んでしまった。



怒った顔してるけど全然恐くないし。


むしろ

「可愛い」


とうとう陽菜も諦めたみたいで
抵抗するのを止めた。