―――――――――――――――――――……… 真っ赤な暗闇にの中に立ち尽くす。 私の頬を伝って落ちていくのは、涙なのか、それとも返り血なのか。 こんな闇の中じゃわからない。 だけど、妙に心が穏やかなのは何でだろう。 不思議な感覚と共に猛烈な眠気が私を襲う。 重くなっていく体と瞼に、抗うことなく身を預ける。 今なら死んでもいいと思える程度に、疲れていたんだ―――