ピュリファイ:お金がない!

「トモちゃんのケータイ、ウエブ使えるよね?



 そっちの情報は、どうなってる?」




エージに声をかけられて、あたしは、はっとわれに返った。



「あああ、そうだね。」



あたしは、いくつかのサイトにアクセスしようとした。



「えっと・・・いつも見てるサイトが、閉鎖になってる。」



あたしたちの不安は、夏の入道雲みたいに、ふくらんでいった。