これを書くために、自分の教育実習日誌を引っ張り出しました。


今見るととっても恥ずかしい、お子ちゃま文字と青臭い理想に燃えた、大学4年の私がいます。


最初、開いてみたけれど、一瞬にして閉じちゃいましたもの(恥)


でも、勇気を振り絞り、かつての自分を振り返りました。


……熱意は認めます。だけどやっぱり指導教諭にご迷惑をおかけしてばかりだった、ということが今になってはっきりとわかります。


指導教諭が記入してくださった言葉の一つひとつに、教育者としての高い理想と、未熟な私への温かい配慮が感じられます。


生徒を育てるのと同じ、いや、それ以上に教員が育つのには時間がかかります。


普段、学生の皆さんが何気なく聞いている授業にも、もしかしたら菫と同じ位苦労して作り上げた指導案があるのかも知れません。


それでも、塾や予備校の先生に、公立学校教員の『授業』の指導力は、どうしても追い付きません。


なぜなら、松本先生と同じように『生徒指導』を中心とした『校務』の時間が多いからです。


あなたの周りにいる先生も、きっと色々な事を抱えながら日々頑張っています。


そんな想いをこめて書いたシリーズになりました。