「大人で、包容力があって、素敵な人だよね。
きっと、あの人とだったら、菫は幸せになれると思うんだ。
もう、早く結婚しちゃえばいいのに!」
「岩谷さん、知ってるんだ!?」
「もちろん。だって私は菫の親友だもん、ね?
ここはもういいから、早くご挨拶に行っておいでよ!」
「うん、ありがと、裕香」
そう言って、立ち上がろうとしたら、一瞬よろけてしまった。
……思ったより、お酒が回ってるのかも。
竹森先生にご挨拶をして、そのついで、と言った感じで先生にもご挨拶。
お開きになる前にちょっとお手洗いへ行こうとしたら……さっきよりさらにふらつく。
そういえば最近寝不足だったし、疲れてるから。
あれ、竹森先生が私のバッグを持ってる!?
先生が幹事の先生に何か耳打ちしていた。
「安西先生、もう少し起きていてちょうだいね」
竹森先生にバッグを渡されて、廊下へ連れ出された。
後から先生が来てそのままお店を出ようとしているのはわかったんだけど。
二人で抜けちゃっても、いいの?



