「俺からは以上だ。
あとはお前がどう考えて、どう木内をフォローするかだな。
産む・産まない、どちらを選ぶにしろ、木内にとっては棘の道だ。
そうなったのは、お前の責任だ。
お前の今後の行動、じっくり見せてもらうよ。
覚悟を決めて、木内に会いに行って来い。
安西先生のお母さんも、そろそろ解放してやって欲しいからな」
「はい・・・・・・」
「それじゃあ、俺は戻る。
夜、電話待ってるぞ」
車から降りて、病院の玄関へ走っていく吉川の後ろ姿を見送る。
ため息をついて、車のエンジンをかける。
あとは、二人の問題だ。
こんな時、教員は黙って見守ることしかできない。



