「春・・・穂」

春樹の手が動く

そして頭をなでてくれる

「春・・・春樹・・・」

春樹の手をぎゅって握って
春樹を呼んだ
「春穂無事だったんだ・・・よかった」

「ごめんね・・・ごめんね・・・あたしのせいだよね・・・」
涙がさきほど以上にながれていく

春樹のベットがびしょびしょになる

「泣くなよ・・・」
っていっておきあがろうとする

「大丈夫?寝てていいよ?」
って言ったけど

春樹は上半身だけ起こして
あたしを抱き寄せた

「・・・!」