カヤは昇降口の前に立っていた。 待っているのはただ一人。 大好きな彼氏のアキヒロだ。 アキヒロは放課後、 担任に呼び出しをくらっていた。 教室には何故か人が多く、 カヤはあまり好きではなかった。 だからこうして昇降口前で待っているのだ。