「紗菜さん!」
「き、気安く名前で呼ばないでちょうだいっ」
もう1人の洵介先ぱいラブなお方である、高2の竹田紗菜さん。
「でも恋のライバルじゃないですか!ライ友(ライバル友達)っていう素晴らしい…」
「断固拒否!」
もう、紗菜さん素敵な容姿してるんだから、もうちょっと素直になってもいいんじゃないかなぁ?
「それにしても何で紗菜さんが学校に?夏休みですし、授業は無いんじゃ…」
「今から補習なの」
「補習?え…頭悪いんですか?」
「失礼な!あたしは、どこかの誰かさんみたいに恋にだけ走るわけにはいかないの!今から進路に備えてるのよ」
「そ、そうなんですか」
進路に備えてか。あたしにとっては“まだ”高2なのに、紗菜さんにとっては“もう”高2なんだ。
「そして、できる女になってあんたから洵介を奪ってみせるわ!」
「あたしはその間に洵介先ぱいと愛を育んで、紗菜さんの入る隙なんて与えませんもんねっ!」


