理想の恋人−上司との恋愛事情−

なんとか無事に帰れたあたしたちは、車をおりるなり駐車の下手くそさにふたりして大爆笑した。



家の中に入るなり純哉さんに抱きしめられて『ありがとう』と言われた。





「お父さんとお母さん、あたしの事、好きになってくれたかな?」


「ああ、あんな幸せそうに笑ってるの久しぶりに見た」


「純哉さんってお父さんとそっくりだね」


「俺のがカッコイイだろ」


「フフッ…ちょっとね」