純哉さんは驚いた表情であたしの顔を覗き込んできた。





「うん、ABCコーポレーションよりすごく小さな会社だけど」


「俺は有美加と一生一緒にいられればそれでいい」


「純哉さんはいつもあたしが喜ぶ言葉ばかり言ってくれるね」


「お前が喜ぶ顔は可愛いからな」





あ、また可愛いって言った。
ほんとよく言ってくれる。