一生この人の腕に抱かれていたい…。


守られていたい…。


そんな風に思えたのは純哉さんだけだった。




『守られるのは嫌』『恋人とは平等でいたい』なんて言う人もいるだろうけど、あたしは誰かに守られてる幸せが欲しかった。







「起きたのか?」






お兄ちゃんが帰ってくると知らされた母の日から久しぶりにぐっすりと眠れた。