理想の恋人−上司との恋愛事情−

「有美加、俺んとこ来い」


「へっ?」


「守ってやるから」






あまりにも悲惨なこいつの現実に、心の底から守ってやりたいと思った。



そんな風に思ったのは生まれて初めてで、俺はほんとにこいつに惚れたんだなって思えた。




荷物を持って、俺の車に乗り込んだ。


さっきからずっと泣き続けてる有美加の手をギュッと握りしめた。



小さい手だな……。