「…あっ、もしもし剣ちゃん?今終わった。……うん。わかったじゃあね」





――10分後




「はやかったね」



そう言いながら車に乗り込む



剣ちゃんは電話したらすぐに迎えにきてくれた



「おっ春香なんか顔色よくなったな。スッキリした感じ」



「剣ちゃん。わたし決めた」



剣ちゃんは黙って前を見ている



「前に進むよ」



そう言うと剣ちゃんはフッと笑って頭を撫でてくれた。



そして、何故か無性に恥ずかしくなった…