珍・うばすて山

「曲がりくねった七節に糸を通せ」

七節とは、細い竹のような物を想像していただきたい。竹はまっすぐ伸びてるが、七節は節があるごとに色んな方向に曲がりくねっているのである。

お殿様は、また触れを出させた

自分で解決する気は0である

ウバ太は、またまた母親に相談した


ウバ子:どうしたもんかの・・・

ジーさんA:今度は難しいの

バーさん:七節の両方の入り口に短い糸を突っ込んで、節の中でバレないようにセロテープで固定してはどうじゃ!?

ジーさんB:なるほど。それだと、あたかも七節に糸が通してあるように見える

ウバ太:なにセコいこと言ってんだっ!!おっかぁからも何か言って下さいよ

ウバ子:んじゃ、その案で


だああぁぁぁ(ウバ太、バーさん、ジーさんA、ジーさんBがズッコケる)


さすがはパッパラパーの小説。当時、セロテープなんかあるわけないんだが、そんなのお構いなしである
セコい手であたかも糸が通っているかに見える七節をウバ太はお殿様に持って行った