―シークレット・ラヴ― 「僕がなんとかしなきゃ、未来が変わってしまう……それを教えてくれたひとがいました。それが、愛だと……言ってくれた」 (やばい。きまっちまった。やつめ、今度はどいつにそそのかされた?) うっとりしている青年に、ミスター謝る。 「ミスター。気がつかれましたか? 愛について、彼女は愛そのものなんです」 うんうん、と頷くミスター。