<バッドエンド>


「瑠璃ちゃんは、辞めたりしないよね」


課長の目が光ったように見えた。


「ボクの事好きだろ」


私は蛇に睨まれた蛙のように。

ただ、うなづく事しか出来なくなっていた。


「ちゃんとバイトに来ていれば」


課長はシャツを脱ぎ始めた。


「バイト料を増やしてあげるからね」


私はこの倉庫という箱の中に。

一生、閉じ込められるのかしら。


<バッドエンド終>