モテ男と地味子の初恋物語

私は思わずパーシーにほお擦りをした。ふわふわで、温かくて気持ち良かった。

「悪いけど俺は着替えて来るよ」

「うん、どうぞ」

「速攻で着替えるから」


桂木君は本当に速攻で着替えたみたいで、1〜2分で戻って来た。
白いトレーナーにデニムのパンツ。

初めて見る桂木君の私服姿は新鮮で、やはり格好よかった。

「どうかしたか?」

「ううん、何でもない」

私は知らず知らず、桂木君を見つめていたらしい。


「琢磨、お茶をお出ししたから、リビングに来ていただいて?」

桂木君のお母さんだ。

「紬、悪いな?」

「ううん」

『悪いな?』って、桂木君は私に気を使ってくれたのかな。