モテ男と地味子の初恋物語

「ん?」

「今のは冗談」

「冗談? 紬でも冗談を言うのか?」

「私だって冗談ぐらい言うわよ」

「そりゃそうだよな? すっかり引っ掛かったよ」

互いに顔を見合わせて笑い合った。

しばらくして、私は桂木君の手を握ったまま、という事に気付き、「ごめんなさい」と言って桂木君の手を放した。

気まずくなってミイに目をやると、素知らぬ顔で毛繕いをしていた。


6つ目のケージに、パーシーがいた!

柔らかそうなクッションの上にチョコンとお座りして、オッドアイの大きな目をパッチリ開けて私を見ていた。

「パーシー、会いに来たよ」

と声を掛けたら、バーシーは口を開けて「ミャー」と鳴いた。