モテ男と地味子の初恋物語

私は桂木君にメールを打った。

桂木君への想いを断ち切るには、接触を絶つべきと思う。桂木君の家には行かない方が良いと思った。

でも、パーシーに会いに行きたい…

そこで一緒に帰るのではなく、駅で待ち合わせようと、メールに書いた。

桂木君からはすぐに「分かった」という返事が来た。


授業が終わり、大急ぎで帰り支度をして教室を飛び出した。桂木君を待たせたくないので。


駅を降り、先週桂木君と別れた場所に立って桂木君を待つと、数分して桂木君が来た。
たぶん電車一本の違いだと思う。

桂木君はこの間と同じく肩にバッグを掛け、ズボンのポケットに手を入れ、長い足でゆったり歩いて来る。

栗色のサラサラの髪が風になびき、夕日に照らされてキラキラ光っていた。