モテ男と地味子の初恋物語

紬は赤い顔をして、ポカンとした顔で俺を見ていた。

告るって、こんなに緊張するもんだったのか…

もし紬に『嫌い』って言われたら、俺、立ち直れるかな…


「嘘……」

「嘘じゃないよ」

「じゃあ……夢? 桂木君の事が好き過ぎて、こんな夢を見てるのかな」

「紬……!」

「最初は桂木君の事、嫌いだった。でも、会ってすぐ好きになってた。桂木君が、本当は優しい人だと分かったから。

でも、叶うはずないと思って、諦めてた。
夢なら、醒めないで…」

俺は紬を引き寄せ、ギュッと抱きしめた。

「これで夢じゃないって、分かったか?」

「あ、でも、信じられない…」

「じゃあ、これなら?」

俺は紬の潤んだ瞳を見詰めながら、紬の小さな唇に俺のをそっと、触れさせた。