モテ男と地味子の初恋物語

ラブラブなカップルが、必ずと言っていいほどやる、『はい、あーんして?』『美味しい?』『うん、美味しい』ってやつか!?

おまえら、まだ付き合いだしたばかりなんだろ?
もうそれをするのか?

紬…頼むから、止めてくれ…!

祈るような気持ちで見ていたら、圭介は諦めたみたいで口を閉じ、紬からおかずを手で受け取って口に放り込んでいた。

ふ〜

偉いぞ、紬!
圭介の馬鹿野郎、ざまあみろ!

紬はな、そんな事するような軽薄な子じゃないんだよ!


圭介を思いっ切り睨んだら、圭介の奴はヘラヘラ笑いやがった。

あんの野郎…
後でシバいてやる!