ほんとになんもないなっ!!


殺風景な部屋にはテレビとテーブルとベットだけがあった


「はい」


渡されたのはクローバー柄のお揃いのマグカップに入った紅茶だった


コーヒー派だった僕はこの日から紅茶派に変わったのは言うまでもない


「あのさぁ、かわちに怒って帰った訳じゃないからね」


先にその話題を切り出したのはいずみちゃんの方だった